Golden Apple
脇腹に触れられて、くすぐったくて逃げようとした。それを抱き寄せようとしたのか、ミカミが伸ばした腕がくっと止まる。
不思議に思って見ると、そういえば点滴をうたれていたのだと思い出した。
「顔だけ」
「はい?」
「顔だけ出してくる!」
そう言い逃げして、病室を出た。
ミカミに触れられた所をペタペタと触って、熱を逃がすつもりが反対に温度が上がって困る。
あの遊び人め。
ミヤシタの病室には本当に顔だけ出した。