星屑ビーナス
どうして、ここまで付き合ってくれるのか
どうして、『気分がいい』のか
私にはわからないけれど
「…はいっ!」
今は難しく考えるのはやめて、優しく頬笑む彼について行くように歩き出した。
「じゃあ朝まで付き合ってもらいますからね!」
「…明日も仕事だってことは忘れるなよ」
「私二日酔いとかしない方なんで大丈夫です」
「お前なぁ…」
圭介と話した時、ひとつだけ嘘をついた
『…その人のことが、好き?』
『…わからない』
本当は、わかってる
ずっと、わかってた
認めるのが怖かっただけ
でもようやく認めようって思えたんだ
『一生一人そこで立ち止まってるつもりか?』
『たまにはみっともなく、泣いたっていいから』
『思ったほうを選べ』
彼がくれた沢山の言葉
向き合って抱き締めたら、きっともう抑えきれない
臆病な足が踏み出す一歩
心にひとつ、確かな気持ち
真崎さんのことが、好き