星屑ビーナス
「まぁ数少ない男同士だし、同期で同じ歳だしな」
「同期でも周りは皆大卒からの入社で専門卒の俺たちより年上だったから、同じ歳ってあんまりいなかったんだよね」
「浅田さんもメイク系の専門学校だったんですか?」
「ううん、俺はIT系の専門。何でか化粧品会社に就職してるけど」
あははと笑った浅田さんにその胸ポケットの中では携帯がヴー、と鳴る。
「あ…ごめん、電話。ちょっと出てくる」
「おー」
「私ちょっとトイレ行ってくるわね」
電話に席を立った浅田さんに、続くようにトイレに立つかおり。二人の離席により、そのテーブルには私と真崎さんの二人だけが残された。
「……」
「……」
(…ふたりきり、)
ふたりきりになった途端、漂う無言。それを誤魔化すように話題を探す。