[短]お前は俺のもんだろ?
「でもさ、淳、結局お互い分かり合えたし一件落着ってことで……わっ……!!」




私が慰めようとしゃがもうとした瞬間に淳はまた立ち上がり私を壁に固定。




ワワッ……近い……!!近いよ、淳!!




私は思わずうつむく。





淳はもうすっかりスイッチ入れかえて普段通りだし。




早すぎだって!!




せめてもう少しだけ小さな淳でいてほしかったよ!




すると淳は私の両サイドに手をついて





「まだ一件落着してねぇよ。」





すっかりいつも通りの意地悪な声で言った。







次の瞬間、私の耳元に淳の唇が近づくのが分かった。





心臓が速く波打って苦しいくらいで、私はギュッと目を瞑った。




「一つだけ聞きたいんだけど。」




淳の熱い声と吐息が私の鼓膜をかすめる。




淳は私の顎をクイッと片手で持ち上げて聞いた。





「お前は俺のもんだろ?」







私はその意地悪でなのにどこか優しい声に驚いて目を開けた。




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