ラブサプリ
「おかえり〜」

キッチンでは早速料理を作っているお母さんがいた

「一月〜食べて帰る?」

フライ返しをしながらピラフを作っているお母さんが先生に問いかける

「んー今日はいいです。試験が近いし問題つくらないとだし」

先生は玄関までで足を止めた

「そう?わかった、んでもお茶ぐらい飲んでいったら?」

お母さんがキッチンからひょいと顔を出し先生に聞く


先生は少し肩を竦め

「おじゃまします」

と言った
お母さんは何だか満足げな表情をしていた




結局先生はご飯まで食べることになった
お母さんには適わないみたいだった
あたしは嬉しいんだけど、先生の仕事を邪魔してるみたいでなんだか複雑だった


「どうした?そんな複雑そうな顔して」

先生があたしの目をのぞき込む
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