ラブサプリ
―ピーンポーン

家のインターホンがなる、夏来かな…
あたしは急いでエレベーターに乗り込んだ


自動ドア越しには夏来の姿がみえた

あたしに気づいた夏来は手を振ってきた、あたしも手を振りかえした


「おはよー」


「おはようっ」

挨拶をしてあたしは夏来と学校にむかう


少し沈黙が続いて夏来が何か言いたげな様子で少し俯いていた

あたしは夏来の様子に気づき声をかけた

「夏来、どうしたの?」


「…由良っ…葉月がね」

いきなり葉月の名前がでてきてあたしは少し驚いた


それから夏来が重たそうに口を開いた
< 197 / 400 >

この作品をシェア

pagetop