With 〜十字架と白薔薇〜





「何か勘違いしてるみたいだけど。」





「…。」





「馬鹿にも限度があるでしょ?

ここは私のチーム。私の華凛。

私の全て。

私のために株を上げるのなら、チームを守って行くのが基本。

華凛の名前利用して理不尽な喧嘩してんの、私に喧嘩売ってるようなモン。

あんた、私に喧嘩売ってんでしょ?」






菜々と美奈は鼻で笑い、
伊織さんは興味すらなくなり部屋に戻って行った。




「お前ってただの馬鹿なのね。
私の目が勘違いしてたみたいだわ。」




そう言った琴美は
明里の耳についていたピアスを外す。





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