この運命を奇跡と呼ぶならば。
「あぁ。いいぞ。でも、桜、平助に間違えても〝ごめん〟なんて言うなよ?」
「わかってる。言うなら〝ありがとう〟って言うよ。」
その答えに満足したのか、原田も永倉も何も言わなくなり食事を済ませると桜を連れて沖田と藤堂がいる部屋へ向かった。
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桜達が部屋へ入ると、藤堂は居眠り、沖田は暇なのかボーッとしていた。
「総司。おはよう、暇そうだな。」