この運命を奇跡と呼ぶならば。

一方桜は困った様に目を泳がせて言葉を詰まらせている。

「それに、さっき。未来の甘味の事で話を逸らされたけど、このことなんでしょ?」


「煩い!!!言いたくないんだ!!!私で遊ぶんじゃない!」

桜はそう言い放つと布団を被ってさっさと寝てしまったので沖田も気にはなっているようだったが追求せずに寝てしまった。

その夜桜は夢を見ていた。兄と学校から帰って来ていたあの日の夢を…



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