この運命を奇跡と呼ぶならば。
「総司…!なかなかやるな!…お前もッ!!」
「…桜君!!君も…ね!!」
「フッ。まだ、本気じゃないだろう?」
「そうだね…!」
沖田はそう言うと‘三段突き’の構えをとる。その瞬間その場にいた者達は桜の負けを確信し、沖田もまた、勝ちを確信した様で口元に笑が浮かんでいる。
「行くよッ!!」
─────────カランッ
桜へ向かって行った瞬間、どちらかの竹刀が床に落ちた。
「…嘘でしょ。」
落ちた竹刀は沖田の物で、本人も驚きで固まっているのだが…
「本当だ。私の勝ちだな。」
桜は普段よりも嬉しそうに笑っている。