この運命を奇跡と呼ぶならば。

「え、桜君。覚えてないの?」


「あぁ、拷問部屋に入ってからの記憶が曖昧なんだ。」


皆は驚いた様子だったが、土方が拷問部屋での事を桜に教えた。


「お前…拷問部屋へと入ってきた後、俺に蝋燭と五寸釘を取りに行かせて、俺がもって来たら古高に拷問を自分でしてたんだぞ。釘を足の甲に刺して突き出た釘に蝋燭を刺して火をつけてた。覚えてないのか?」


「私はそんなことを…?」



桜は呆然と様子で自分のした事が信じられない様だった。


「あぁ。それで、ここに来たのはそれだけか?」



「あ!それと、古高は吐いたか?」



「うん。ホントに奴らも愚かだよね。」


「池田屋か、四国屋か。だろ?」


次は、沖田たちが驚く番だった。
< 93 / 359 >

この作品をシェア

pagetop