バッドエンドの終わり方



あたしは駅であった女の人の方へ近づいていく。




「あたしは、佐倉佳歩です

悠斗とは、ただの幼なじみで久しぶりに今日あっただけなので心配しないでください


さっきぶり、ですよね?」



ーーーただの幼なじみ。



あたしには…これしか、言えない。


これ以上、あたしのせいで誰かを傷つけられない。



「あたしは、白石十香です


駅ではほんとにお世話になりました」




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