相容れない二人の恋の行方は
「なに……今の……どういう意味……?」
小さく呟きながら、テーブルに両肘をつき両手で顔を覆うようにして俯く。指先で触れた自分の頬がやけに熱い。
訳が分からない。悪趣味な冗談は好きじゃないと言った新谷の言葉が本当だとしても、私を選ぶ理由が分からない。栄華にいて多くの素敵な女性たちに囲まれていた彼が、なぜわざわざ私のような一般人を……? ただ、物珍しいだけなんじゃ……
「真由子。もう少ししたら出かけよう」
「……わぁっ!!」
立ち去ったと思った新谷が、部屋からひょっこり顔を出したため大声を上げて驚いてしまった。
「……なんだよ。大声出して」
「いえ……別に」
「並ぶなら早めに行こう。今日は休日だから混むと思うし」
「……はい? もしかして、さっき言っていたタルトのお店のことですか? それなら私が一人で行くと……」
「一人じゃ暇だろ? 付き合うって言ってんの」
「だったら、一人で行けば……」
「え? なに?」
「……いえ、なんでもないです……」
「よろしい」
満足そうに頷き再びパタンと閉まる部屋の扉を見て思う。
あの態度……やっぱり、私のことを召使としか思っていない。新谷が私のことをす、す、好き……だなんて何かの間違いだ。私は信じない!
小さく呟きながら、テーブルに両肘をつき両手で顔を覆うようにして俯く。指先で触れた自分の頬がやけに熱い。
訳が分からない。悪趣味な冗談は好きじゃないと言った新谷の言葉が本当だとしても、私を選ぶ理由が分からない。栄華にいて多くの素敵な女性たちに囲まれていた彼が、なぜわざわざ私のような一般人を……? ただ、物珍しいだけなんじゃ……
「真由子。もう少ししたら出かけよう」
「……わぁっ!!」
立ち去ったと思った新谷が、部屋からひょっこり顔を出したため大声を上げて驚いてしまった。
「……なんだよ。大声出して」
「いえ……別に」
「並ぶなら早めに行こう。今日は休日だから混むと思うし」
「……はい? もしかして、さっき言っていたタルトのお店のことですか? それなら私が一人で行くと……」
「一人じゃ暇だろ? 付き合うって言ってんの」
「だったら、一人で行けば……」
「え? なに?」
「……いえ、なんでもないです……」
「よろしい」
満足そうに頷き再びパタンと閉まる部屋の扉を見て思う。
あの態度……やっぱり、私のことを召使としか思っていない。新谷が私のことをす、す、好き……だなんて何かの間違いだ。私は信じない!