相容れない二人の恋の行方は
「それに、夏休みなんだからあなたを起こして登校する必要なんてないじゃないですか!」
「何言ってるの? ボクは夏休みも毎日学院には通うつもりだよ」
「……は?」
「だから、明日からも毎朝同じ時間にボクを迎えにくること。いいね?」
「そ、それは……!」
「いいね?」
「……っ」
表情も声色にも大きな変化はないのになんなのこの妙な威圧感。こんな時に初めて会った時の不良をいとも簡単に一蹴した新谷の鬼気迫る表情を思い出して一気に対抗心が影を潜めて消えてしまい弱気に。
「で、でも……毎日は。私だって、勉強があるし……」
「分かってるよ。ボクも鬼じゃないからね。譲歩しよう」
「し、新谷君……!」
「さっきも言ったけど夏休み中はボクの家に置いてあげる。勉強も出来て、送迎の手間も減って一石二鳥だね」
「……」
それのどこが譲歩なんだ!
……と、あとになって怒りが沸々とわき上がってきたけど、この時は新谷があまりにもさらりと何食わぬ顔で正論でも述べているような顔をして言うから、大口を開けて呆気に取られてしまった。
私の返事がないのをなぜかOKの返事ととった新谷は、この後、私を連れて私の自宅へと向かった。 そして持ち前の高尚な立ち振る舞いと学園長の息子で学年一位の成績と言う武器を使い、勉強合宿という理由でいとも簡単に私の母親を攻略、説得すると私の夏休みのスケジュールを乗っ取った。
「何言ってるの? ボクは夏休みも毎日学院には通うつもりだよ」
「……は?」
「だから、明日からも毎朝同じ時間にボクを迎えにくること。いいね?」
「そ、それは……!」
「いいね?」
「……っ」
表情も声色にも大きな変化はないのになんなのこの妙な威圧感。こんな時に初めて会った時の不良をいとも簡単に一蹴した新谷の鬼気迫る表情を思い出して一気に対抗心が影を潜めて消えてしまい弱気に。
「で、でも……毎日は。私だって、勉強があるし……」
「分かってるよ。ボクも鬼じゃないからね。譲歩しよう」
「し、新谷君……!」
「さっきも言ったけど夏休み中はボクの家に置いてあげる。勉強も出来て、送迎の手間も減って一石二鳥だね」
「……」
それのどこが譲歩なんだ!
……と、あとになって怒りが沸々とわき上がってきたけど、この時は新谷があまりにもさらりと何食わぬ顔で正論でも述べているような顔をして言うから、大口を開けて呆気に取られてしまった。
私の返事がないのをなぜかOKの返事ととった新谷は、この後、私を連れて私の自宅へと向かった。 そして持ち前の高尚な立ち振る舞いと学園長の息子で学年一位の成績と言う武器を使い、勉強合宿という理由でいとも簡単に私の母親を攻略、説得すると私の夏休みのスケジュールを乗っ取った。