相容れない二人の恋の行方は
集中して、気づけばかなりの時間が経過していた。
「疲れたー。よし、休憩だ」
「う、うん……」
自分が今日一日のノルマと決めていた分の勉強は進められたため私は素直に頷いた。
「真由子のココって、生まれつき? って、当然か」
視線を感じて顔を上げると、新谷が人差し指で自身の唇辺りを指していた。
ココ、とは私の上唇にある目立つホクロのことだろう。昔は気にしたことがなかったけど、年頃になってからはこうやって周りに指摘されたり、エロいと根拠のない言いがかりでからかわれることが多くなってきてコンプレックスに感じるようになっていた。
私は口元を手で覆い隠した。
「……そうです。昔はもっと薄かったんですけど」
「チャームポイントだね」
「まさか。コンプレックスですよ、こんなの」
「そう? でもそのホクロで、すぐに真由子のことが分かったけど。あっ、あの時助けた女の子だ、って」
それだけ言い終えると立ち上がって部屋を出て行く。私も少し遅れて立ち上がると新谷について部屋を出た。
「疲れたー。よし、休憩だ」
「う、うん……」
自分が今日一日のノルマと決めていた分の勉強は進められたため私は素直に頷いた。
「真由子のココって、生まれつき? って、当然か」
視線を感じて顔を上げると、新谷が人差し指で自身の唇辺りを指していた。
ココ、とは私の上唇にある目立つホクロのことだろう。昔は気にしたことがなかったけど、年頃になってからはこうやって周りに指摘されたり、エロいと根拠のない言いがかりでからかわれることが多くなってきてコンプレックスに感じるようになっていた。
私は口元を手で覆い隠した。
「……そうです。昔はもっと薄かったんですけど」
「チャームポイントだね」
「まさか。コンプレックスですよ、こんなの」
「そう? でもそのホクロで、すぐに真由子のことが分かったけど。あっ、あの時助けた女の子だ、って」
それだけ言い終えると立ち上がって部屋を出て行く。私も少し遅れて立ち上がると新谷について部屋を出た。