相容れない二人の恋の行方は
新谷はちらっと一度こっちに目線を移すと余裕のある笑みを口元に浮かべて再び視線を落とした。
「なんでって。そりゃあ真由子のことが好きだからに決まって……」
「正直言って……あなた、昔から私に嫌われるようなことしかしてませんよ」
「……」
「ご、ごめんなさい……!」
つまらない冗談を真に受けてつい本音が。怖い……気を付けないと。あとから何されるか分からない。
「分かってるよ。後悔もした、反省もした。だから……」
「……は?」
「……あー、また死んだ。やっぱ一人じゃ無理だな」
話の途中から新谷の視線は手に持つ携帯ゲーム機へ。溜息をつきながら立ち上がると、部屋を去る際に私にその携帯ゲーム機を手渡した。
「それと同じやつ今日中に用意して、明日までに冒険者ランク5まで上げておけよ」
「はい!?」
それだけ告げると部屋をあとにした。
……え?
パタリと部屋の扉が閉まり一人きりになった部屋で、私は手渡された携帯ゲームを見つめながら途方に暮れる。私、ここに何しにきたんだっけ……?
はっと我に返る。
仕事で来たんだ。わけのわからないゲームをしに来たわけじゃない。わけのわからない命令を聞き入れるためにきたんじゃない。
何が後悔だ、反省だ。昔と変わってないじゃないか!
私は新谷を追って部屋を出た。
「なんでって。そりゃあ真由子のことが好きだからに決まって……」
「正直言って……あなた、昔から私に嫌われるようなことしかしてませんよ」
「……」
「ご、ごめんなさい……!」
つまらない冗談を真に受けてつい本音が。怖い……気を付けないと。あとから何されるか分からない。
「分かってるよ。後悔もした、反省もした。だから……」
「……は?」
「……あー、また死んだ。やっぱ一人じゃ無理だな」
話の途中から新谷の視線は手に持つ携帯ゲーム機へ。溜息をつきながら立ち上がると、部屋を去る際に私にその携帯ゲーム機を手渡した。
「それと同じやつ今日中に用意して、明日までに冒険者ランク5まで上げておけよ」
「はい!?」
それだけ告げると部屋をあとにした。
……え?
パタリと部屋の扉が閉まり一人きりになった部屋で、私は手渡された携帯ゲームを見つめながら途方に暮れる。私、ここに何しにきたんだっけ……?
はっと我に返る。
仕事で来たんだ。わけのわからないゲームをしに来たわけじゃない。わけのわからない命令を聞き入れるためにきたんじゃない。
何が後悔だ、反省だ。昔と変わってないじゃないか!
私は新谷を追って部屋を出た。