相容れない二人の恋の行方は
休日と言えど大学敷地内にはちらほらと生徒が歩いているのを見かけ、昼時の学食に行けば多くの生徒が目についた。
休日のランチメニューは少なく、シンプルにAとB。肉か魚の二択だった。新谷は即決でAランチ。優柔不断な私はというと、学食の店員さんを前にしても未だ決めることが出来ずにいた。
「うーん、どっちにしようかな……」
「どうぞごゆっくり」
店員さんの言葉に甘え、後ろにも人が並んでいないことを確認してメニューの内容をじっくりと見比べていると隣から。
「Aランチ二つで」
「えっ、ちょ、ちょっと、なんで勝手に……!」
「遅い。さっさと決めろよ、こんなの」
迷う私に数秒でしびれを切らした新谷が勝手に注文。店員さんが私の顔をうかがうように確認してくれて「すみません、Aでお願いします……」と言って頷くと、しれっとした顔で立ち去っていく新谷を追った。
追いながら思う。
面白いほどに昔から、新谷は私の苦手なものを好み……性格も真逆に近い。育った環境も全く違う。似ているところを探す方が難しい。……似てるとこなんてないか。
こんなにもすべてが相反している人間と、毎日一緒に過ごしていかなきゃいけないなんて……だめだ、こんなことを考えても気持ちが沈むだけだ。
休日のランチメニューは少なく、シンプルにAとB。肉か魚の二択だった。新谷は即決でAランチ。優柔不断な私はというと、学食の店員さんを前にしても未だ決めることが出来ずにいた。
「うーん、どっちにしようかな……」
「どうぞごゆっくり」
店員さんの言葉に甘え、後ろにも人が並んでいないことを確認してメニューの内容をじっくりと見比べていると隣から。
「Aランチ二つで」
「えっ、ちょ、ちょっと、なんで勝手に……!」
「遅い。さっさと決めろよ、こんなの」
迷う私に数秒でしびれを切らした新谷が勝手に注文。店員さんが私の顔をうかがうように確認してくれて「すみません、Aでお願いします……」と言って頷くと、しれっとした顔で立ち去っていく新谷を追った。
追いながら思う。
面白いほどに昔から、新谷は私の苦手なものを好み……性格も真逆に近い。育った環境も全く違う。似ているところを探す方が難しい。……似てるとこなんてないか。
こんなにもすべてが相反している人間と、毎日一緒に過ごしていかなきゃいけないなんて……だめだ、こんなことを考えても気持ちが沈むだけだ。