Sunshine Door
今年、両親のすすめでお見合いの予定がある。


マネキンのフリをした仕事にもそろそろ飽きていたし、私も悪い気がしなかった。


「お見合い」と言うと最近は耳にしなくなったが、そう言う格式染みたものを好むあたりが私の両親らしいとも思った。


フラれた話は嘘でありながら、実家に戻るというのは嘘ではない。


そう考えるといつもの半分の罪悪感だけでいられる気がした。


今日で本当にユウトとは最期になる。



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