隣のオオカミくん。



「コレ、セクハラですよ」
「知ってるー」



何て自覚発言しているのに
オオカミくんはずっと触れたまま。

「ちょっと」と声を掛けると



「俺は許されるから♪」



何て、訳の解らない事を言う。

セクハラに許すも許されるもないから。
何てこの人に言っても
理解してくれないのは目に見えてる。



「あれ、大人しくなったじゃん」
「だって何言ってもやめないでしょ?」
「うん」



まるで、それが当たり前かのように
シレッと答えるとオオカミくんは
太ももの内側に手を移動させた。



「や…ッ…」



なんとも言えない感覚が
身体中を駆け巡る。



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