姐御な私と無口なアイツ。


時間かかりそうだな、と思いつつ、早く帰りたかったのですぐにそれに取りかかった。


若干頭が痛くて字が残念なことになってるけど、気にしないことにする。


「昨日のぶんの書類、まだの人は生徒会室まで提出して下さーい」


視聴覚室の中心にいる委員長が叫んでいるのが聞こえて。……あ、昨日の書類。


私は手を止めて、持っていた書類の存在を思い出し、立ち上がった。


「私、これ提出して来るね」


お願いー、という声を背中に、私は部屋を出た。



* *



やばい……。


生徒会室からの帰り道、なんとか足下を保ちながら私は考えていた。


ブレザー着ててもこんなに寒くて、気を張ってないと転んでしまいそうで。


自分の状態くらい大体わかるから……とりあえず、体温計を計るのが怖い感じだ。

< 19 / 40 >

この作品をシェア

pagetop