足音~かけてはいけない電話番号~
第1章
最後の平凡な朝
はぁはぁはぁはぁーーーーー
やめて……。怖い……。
ヒタッヒタッヒタッヒタッ
「ひゃっ……!!!!!!」
怖いよ……。またあいつがきた…。もう、こんな毎日には疲れたよ……。
ヒタッヒタッヒタッヒタッ
「もう………や…めて……」
誰も助けてくれない………。私の目には涙がたまっていた…。
ヒタッヒタッヒタッヒタッ
「もう、やめて!!」
私は大きな声で叫んだ。すると足音はおさまった。
「はぁ……………」
安心した私は布団から出ると
ニヤリッ
私の横に女の人が笑って立っていた。その笑顔はとてつもなく怖かった。
「い、いやああああああああああああ」
〜5ヶ月前〜
「おはょー!愛美!」