たったひとりの君にだけ




思い返せばあの日以来、彼は一度も私に好きだとは言わなかった。



軽々しく言いたくない。
長期戦覚悟だった。

それに、俺ってわかりやすいらしいから伝わってるとは思ってたし。



照れながら本音を口にした彼を、本当に素直な人だなと思った。


そう、いつだって。

彼は嘘なんてつかなかった。





「今年のクリスマスも、一緒に過ごしましょう」





この人は信ずるに値する人だ。





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