君のそばにいてもいい?

「あ、それで本題に入るんだけど」

と桐谷が話し出す。

「?うん」

「はちみつレモンさ、すごくおいしかったよ」

と桐谷は笑顔で言ってくれる。


どうしよう…嬉しすぎて涙出そう…

「口に合ったようで良かった…」

と私は泣くのを堪えて桐谷に笑いかける。

すると桐谷はそっぽ向いてしまった。

夕陽と重なってわからなかったけど、
桐谷の顔が赤くなっていたような気がした。
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