この恋、国家機密なんですか!?
満腹になると、早速お風呂へ。
「……一緒に入るんですか?」
調子に乗って食べ過ぎたから、お腹がポッコリしてるんだけど……。
「当たり前だ。俺より先に入れると思ってるのか」
「じゃあ私、後でいいです」
「そんな見事な腹を見ずに終われるわけないだろう」
服の上からでもバレてるじゃん。
恥じらうのは宗一郎さんを喜ばせるだけだとわかっているけど、隠したいものは隠したい。
宗一郎さんは案の定、とても楽しそうに、私から服を無理やりはいだ。
まるで、嫌がる子供を無理やりお風呂に入れるように。
そうなれば仕方ないから、手でお腹を隠しながら宗一郎さんに手を引かれていくと、『唯が一番に隠したいのは、胸より腹なんだな』と笑われた。
露天風呂に繋がる扉を開けば、厳しい冬の風の冷たさに震える。
簡単に体を流し、私たちはひのきの湯船に、並んで座った。
「はぁ~……」
一緒にお風呂に入る緊張より、お湯の温かさがくれる癒やしの方が勝る。
宗一郎さんも長距離運転で疲れたのか、庭の雪を見て、ぼーっとしていた。
こんなにリラックスした顔の彼は、初めて見るかもしれない。