愛を知る小鳥
意を決して潤の顔を見据えると、美羽は小さく深呼吸をした。
「ではお言葉に甘えて言わせていただきます。
専務はご自分で自覚がおありなように大変素敵な方だと思います。でもそれはあくまで外見だけの話です。先程仕事に恋愛は持ち込まないとおっしゃってましたが、こうやって突然の人事が必要な状況になるということは持ち込んでいることと同じです。それはつまり専務の行いが悪いことの証明です。
私は自分の仕事に誇りを持っています。専務の女性関係が原因で意にそぐわない異動をするのは納得がいきません。
…ですが社会人としてそれが許されないこともわかっています。大変不本意ではありますが、来月から精一杯秘書として勤めさせていただく所存です」
精一杯、皮肉たっぷりに一気に吐き出してやった。
…が、さすがに言い過ぎた?
でもさっき無礼講でいいって言ってくれたし…
っていうかもとはと言えばこの人が悪いのよ!
言える時に言わせてもらっていいんだから。
またもや百面相でぶつぶつと考えこんでしまう。
…と。先程と同じように突然潤が腹を抱えて笑い出した。
「ぶっはははは!! やっぱお前いいね。俺を目の前にしてそこまで言える奴もいないよ。うん、マジで気に入った。まぁ迷惑かけることは悪いと思ってる。だが俺を支えるということはこの会社を支えるということだ。部署は違えど働く意義に変わりはない。お前の能力には期待しているよ」
「ではお言葉に甘えて言わせていただきます。
専務はご自分で自覚がおありなように大変素敵な方だと思います。でもそれはあくまで外見だけの話です。先程仕事に恋愛は持ち込まないとおっしゃってましたが、こうやって突然の人事が必要な状況になるということは持ち込んでいることと同じです。それはつまり専務の行いが悪いことの証明です。
私は自分の仕事に誇りを持っています。専務の女性関係が原因で意にそぐわない異動をするのは納得がいきません。
…ですが社会人としてそれが許されないこともわかっています。大変不本意ではありますが、来月から精一杯秘書として勤めさせていただく所存です」
精一杯、皮肉たっぷりに一気に吐き出してやった。
…が、さすがに言い過ぎた?
でもさっき無礼講でいいって言ってくれたし…
っていうかもとはと言えばこの人が悪いのよ!
言える時に言わせてもらっていいんだから。
またもや百面相でぶつぶつと考えこんでしまう。
…と。先程と同じように突然潤が腹を抱えて笑い出した。
「ぶっはははは!! やっぱお前いいね。俺を目の前にしてそこまで言える奴もいないよ。うん、マジで気に入った。まぁ迷惑かけることは悪いと思ってる。だが俺を支えるということはこの会社を支えるということだ。部署は違えど働く意義に変わりはない。お前の能力には期待しているよ」