愛を知る小鳥
「あ、あぁっ…!」
「…っ」
やがて訪れた大きな波に二人同時に体を震わせる。
激しく息を上げながらより一層密着させた体は、いつの間にかしっとりと汗ばんでいた。
「美羽…」
「んっ…」
先に呼吸を整えた潤が額に貼り付いた髪をよけて唇を落とす。
そんなささやかな刺激にすら、敏感に反応してしまう。
でも、それまでの激しい熱が嘘のようなこの優しい時間が美羽は大好きだった。
「大丈夫か?」
「…ん。大丈夫、です」
ふにゃりと力の入らない顔で笑うと、つられるようにして潤のまなじりも下がる。
何度も何度も指の背で美羽の前髪を撫でながら、その度にぴくりと美羽が条件反射で反応してしまうのを楽しんでいるようだ。