愛を知る小鳥
「そうでしょ? パパ、ママ!」
宝石箱を覗いているように目を輝かせる我が子が、いつの間にかこんなに成長していたのだと気付かされる。
この一瞬ですら、宝物。
「そうだな。きっといつか叶うよ」
「うん、きっと…ね」
「やったーーー!! もしいもうとがうまれたらぼく、うーーんとかわいがってあげるんだ~!」
まだできてもいないうちからぴょんぴょんと飛び跳ねて喜ぶ姿を、大人はいつまでも微笑ましく見守っていた。
そうしてその願いが神様に届いたとわかるのは、
そこからそう遠くない未来の話____
<fin>
