愛を知る小鳥
「妹が欲しいのか?」
「ほしいっ!!」
食い気味の威勢のいい返事に、思わずプッと吹き出してしまう。
そんな可愛い我が子の頭をぽんぽんと撫でる。
「そうか。赤ん坊がどのおうちにきてくれるかは神様が決めることだから、パパとママには絶対って約束はできないけど、遥人が一生懸命お願いしたら、いつかそれを叶えてくれるかもしれないぞ」
「ほんとっ?!」
「あぁ、きっとな」
「やったぁーーーっ! じゃあぼく、まいにちおてがみかくっ!!」
「でもぜったいじゃないからな?」
「それでもいいよ! だってまえにパパがいってたもん。しんじればいつかゆめはかなうよって」
その言葉に、潤と美羽が目を丸くして顔を見合わせた。
確かに前に、苦労しながらも最後には幸せになった人の絵本を読んであげた時、自分達の過去を重ね合わせてそんなことを話したことがある。
だが子どもがまだ2歳そこそこの話で、まさかこれほどはっきり覚えているとは夢にも思わなかった。