愛を知る小鳥
月末を迎え、美羽の願いも虚しく予告通り歓迎会が開かれることとなった。
「それじゃあ香月さんの加入を祝して、かんぱ~い!」
「ありがとうございます」
会社近くの居酒屋で開かれた歓迎会には美羽を除く秘書課の全員が参加していた。
「常務は間に合いそうだったら後で顔を出すって言ってたけど、専務は?」
常務秘書である成田が美羽にお酌をしながら尋ねる。
「あ、専務もまだ少し所用があるとかではっきりはわからないとおっしゃってました。できる限り都合はつけるとは言ってましたけど…」
「そっか。さすがに社長は参加しないけど、こういうことでもないと重役と飲む機会なんてないからね」
「そうですね」
あかねに専務の都合を聞いておいて欲しいと言われたときには聞くだけ無駄では? とすぐに断られることを予想していたのだが、意外にも答えは前向きなものであったことに美羽は驚いていた。どうやら以前から飲み会の場に彼らが参加することはたまにあったらしい。あかねが言うにはそれも仕事を円滑に進めるための一つの手立てだとか。
「どう? 1ヶ月経って少しは慣れた?」
「まだまだですね。専務や皆さんのフォローを受けてなんとかって感じです」
「でも1ヶ月にしてはよく頑張ってるよ。俺が香月さんくらいの年齢の頃を考えたらもうお話にならないからね」
「成田君のことだからたくさんの女の子を泣かせてたんでしょ~!」
すかさずあかねがニヤリとツッコミを入れる。
「それじゃあ香月さんの加入を祝して、かんぱ~い!」
「ありがとうございます」
会社近くの居酒屋で開かれた歓迎会には美羽を除く秘書課の全員が参加していた。
「常務は間に合いそうだったら後で顔を出すって言ってたけど、専務は?」
常務秘書である成田が美羽にお酌をしながら尋ねる。
「あ、専務もまだ少し所用があるとかではっきりはわからないとおっしゃってました。できる限り都合はつけるとは言ってましたけど…」
「そっか。さすがに社長は参加しないけど、こういうことでもないと重役と飲む機会なんてないからね」
「そうですね」
あかねに専務の都合を聞いておいて欲しいと言われたときには聞くだけ無駄では? とすぐに断られることを予想していたのだが、意外にも答えは前向きなものであったことに美羽は驚いていた。どうやら以前から飲み会の場に彼らが参加することはたまにあったらしい。あかねが言うにはそれも仕事を円滑に進めるための一つの手立てだとか。
「どう? 1ヶ月経って少しは慣れた?」
「まだまだですね。専務や皆さんのフォローを受けてなんとかって感じです」
「でも1ヶ月にしてはよく頑張ってるよ。俺が香月さんくらいの年齢の頃を考えたらもうお話にならないからね」
「成田君のことだからたくさんの女の子を泣かせてたんでしょ~!」
すかさずあかねがニヤリとツッコミを入れる。