愛を知る小鳥
「そんなことないですって! 香月さん、誤解しないでね? 今は奥さん一筋だから!」
「今は、ってところが怪しぃ~」
「ちょっと、御堂さん、ほんとに勘弁してくださいよ~」
「うふふ、成田君の武勇伝は私も聞いたことがあるわよ」
「えぇっ?! 佐倉さんまで一体何言い出すんですか!」
「えー、武勇伝って何ですか~?教えてくださいよ~」
「聞きたい?」
まだ新人だった頃の成田の武勇伝を巡って、佐倉や百井まで入り乱れて話は大いに盛り上がっていった。正直なところ美羽にとっては大して興味のない話であったが、女性陣に取り囲まれてタジタジになっている成田を見ていると自然と笑みがこぼれた。
成田さんって専務ほどではないけど整った顔をしているし、何よりも優しそうな雰囲気が滲み出ていて、もてたというのもなんだか納得できるなぁ…なんてことをぼんやり考えていた。
しばらくしてようやく解放された成田が汗を拭きながら大きく息をついた。
「はー、もうほんとに参ったよ…。今日は香月さんの歓迎会なのになんでこんなことになってるんだ…」
「そんなにすごい武勇伝があるんですか?」
美羽はフフっと笑いながらついつい突っ込む。
「なんというか若さゆえの暴走ってやつで…って、イヤイヤ違うから! もうそれは忘れて! 今は嫁と娘一筋だから!」
「娘さんがいらっしゃるんですか?」
「うん。もうすぐ2歳になるんだけど、もう可愛くて仕方がないよ~」
「へぇ~、可愛いんでしょうねぇ」
「待ち受けにしてるんだけど見てみる?」
聞くが早いか返事をするまでもなくガサゴソとスマホを取り出す成田の目尻は下がりっぱなしだ。
「今は、ってところが怪しぃ~」
「ちょっと、御堂さん、ほんとに勘弁してくださいよ~」
「うふふ、成田君の武勇伝は私も聞いたことがあるわよ」
「えぇっ?! 佐倉さんまで一体何言い出すんですか!」
「えー、武勇伝って何ですか~?教えてくださいよ~」
「聞きたい?」
まだ新人だった頃の成田の武勇伝を巡って、佐倉や百井まで入り乱れて話は大いに盛り上がっていった。正直なところ美羽にとっては大して興味のない話であったが、女性陣に取り囲まれてタジタジになっている成田を見ていると自然と笑みがこぼれた。
成田さんって専務ほどではないけど整った顔をしているし、何よりも優しそうな雰囲気が滲み出ていて、もてたというのもなんだか納得できるなぁ…なんてことをぼんやり考えていた。
しばらくしてようやく解放された成田が汗を拭きながら大きく息をついた。
「はー、もうほんとに参ったよ…。今日は香月さんの歓迎会なのになんでこんなことになってるんだ…」
「そんなにすごい武勇伝があるんですか?」
美羽はフフっと笑いながらついつい突っ込む。
「なんというか若さゆえの暴走ってやつで…って、イヤイヤ違うから! もうそれは忘れて! 今は嫁と娘一筋だから!」
「娘さんがいらっしゃるんですか?」
「うん。もうすぐ2歳になるんだけど、もう可愛くて仕方がないよ~」
「へぇ~、可愛いんでしょうねぇ」
「待ち受けにしてるんだけど見てみる?」
聞くが早いか返事をするまでもなくガサゴソとスマホを取り出す成田の目尻は下がりっぱなしだ。