愛を知る小鳥
ど、どうしよう、思いっきり本人に見られている…
この手の話に全く免疫のない美羽にとって、適当に受け流すというのはとても高いスキルを必要とすることで、真面目な性格ゆえにどう答えればいいのか悶々と考えていた。時間にすればほんのわずかなものだったが、ぐるぐる悩んでいた美羽の中では永遠を思わせるほどの長い時間に感じた。
そして出した答えは…
「えーと、これが世間で言われるイケメンというものか、と思いました」
その答えにその場にいた全員が一瞬止まり、カラスの鳴き声が聞こえてきそうななんとも言えない間が空く。
いち早く口を開いたのは成田だ。
「…えっ、続きは?」
「えっ?! 終わり…です」
「………」
またしても微妙な空気が流れる。その空気にまた自分はやってしまったかと後悔したが、次の瞬間その場は爆笑の渦に包まれた。
「あっははははは! やっぱり香月さんサイコーだわ~!」
「ひーひー、もう涙出て駄目。専務相手にそんな反応の人私初めて見たわ。それだけって…くくっ」
「え、え?」
皆お腹を抱えて爆笑しているが、自分の言ったことのどこにそんなに面白い要素があったのか、美羽にはさっぱりわからずますます困惑してしまった。
(いい意味で笑ってるのか悪い意味で笑ってるのか、どっちなの…?)
ハッとして当の本人はどう思っているのだろう、気分を害してしまったんじゃないかと慌てて潤の方に目を向けると、怒っているとも笑っているとも言えない何とも微妙な表情で美羽を見ていた。
「あ、あの、専務…」
「さすがの色男の藤枝専務も香月さんの前では形無しね」
佐倉の一言でまたその場が盛り上がったが、何故皆がそんなに楽しそうにしてるかを知るよしもない美羽が一人落ち込む一方で、そんな美羽を見てはひっそりと笑いを堪える潤の姿がそこにはあった。
この手の話に全く免疫のない美羽にとって、適当に受け流すというのはとても高いスキルを必要とすることで、真面目な性格ゆえにどう答えればいいのか悶々と考えていた。時間にすればほんのわずかなものだったが、ぐるぐる悩んでいた美羽の中では永遠を思わせるほどの長い時間に感じた。
そして出した答えは…
「えーと、これが世間で言われるイケメンというものか、と思いました」
その答えにその場にいた全員が一瞬止まり、カラスの鳴き声が聞こえてきそうななんとも言えない間が空く。
いち早く口を開いたのは成田だ。
「…えっ、続きは?」
「えっ?! 終わり…です」
「………」
またしても微妙な空気が流れる。その空気にまた自分はやってしまったかと後悔したが、次の瞬間その場は爆笑の渦に包まれた。
「あっははははは! やっぱり香月さんサイコーだわ~!」
「ひーひー、もう涙出て駄目。専務相手にそんな反応の人私初めて見たわ。それだけって…くくっ」
「え、え?」
皆お腹を抱えて爆笑しているが、自分の言ったことのどこにそんなに面白い要素があったのか、美羽にはさっぱりわからずますます困惑してしまった。
(いい意味で笑ってるのか悪い意味で笑ってるのか、どっちなの…?)
ハッとして当の本人はどう思っているのだろう、気分を害してしまったんじゃないかと慌てて潤の方に目を向けると、怒っているとも笑っているとも言えない何とも微妙な表情で美羽を見ていた。
「あ、あの、専務…」
「さすがの色男の藤枝専務も香月さんの前では形無しね」
佐倉の一言でまたその場が盛り上がったが、何故皆がそんなに楽しそうにしてるかを知るよしもない美羽が一人落ち込む一方で、そんな美羽を見てはひっそりと笑いを堪える潤の姿がそこにはあった。