キミと見た景色をもう一度



塗り終わった後、自分の部屋に行き着替えを始めた。



さすがに冷暖房設備があまり備わっていない部屋なため、
肌に直接当たる空気は冷たくてピリピリしていた。



制服に着替え終えると、先生の元に行き「いってきます」と一言だけ言って、外に出た。



この季節にはまだ早いであろう白いマフラーを首に巻き
なるべく体に影響がでないようにする。



面倒くさいなぁ・・・。



「はぁ・・・」



思わずため息が出てしまう。



周りを見ると制服の上にセーターを着ているだけの生徒や、
長袖の制服を着ているだけの生徒もいる。



その中で私だけがマフラーなんかをつけていて、いやになる。



私は、周りの声が聞こえないようにお気に入りのヘッドフォンをつけて、
大音量で音楽を流した。




やっぱ人は嫌いだ。





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