翼~開け放たれたドア~
「……恋……恋…」
そう小さく繰り返す。
実感がわかないけど…でも……。
私が空夜のことを好きだということだけは変わらないんだ。
あれ?でも…“好き”だけじゃない気がする。
もっとこう……、なんなんだろう…?
好きだけじゃないの。
好きよりもっと大きくて…胸があったかくなって……。
他の誰に感じるのとも違うこの気持ち…。
うーん…と、考えていると、
「……あ」
「ふふ。気づいたかしら?」
お母さんが私の顔を覗き込む。
「……うん」
私はしっかりと頷いてみせた。
頭に自然と浮かんできた5文字。
これが……
「そっか…。“恋”……」
なんだか心がすこしだけ晴れていくような感じだ。
ふと周りを見れば、あの空が崩れる音も、枯れていた草や花もなくなっている。
「……そう、心を強く持ちなさい。
私はいつでも見守っているわ」
そういえば、ここって私の心で作られてるんだっけ。
「恋は人を時に弱くするけど……、それとは反対に強くもなれる。
春輝がどうなるかは…春輝自身次第よ」
私…自身だもん……ね…。
私はそっと、自分の胸に手を当てる。
──うん。大丈夫。
私、きっともう……、歩いていける。
そう小さく繰り返す。
実感がわかないけど…でも……。
私が空夜のことを好きだということだけは変わらないんだ。
あれ?でも…“好き”だけじゃない気がする。
もっとこう……、なんなんだろう…?
好きだけじゃないの。
好きよりもっと大きくて…胸があったかくなって……。
他の誰に感じるのとも違うこの気持ち…。
うーん…と、考えていると、
「……あ」
「ふふ。気づいたかしら?」
お母さんが私の顔を覗き込む。
「……うん」
私はしっかりと頷いてみせた。
頭に自然と浮かんできた5文字。
これが……
「そっか…。“恋”……」
なんだか心がすこしだけ晴れていくような感じだ。
ふと周りを見れば、あの空が崩れる音も、枯れていた草や花もなくなっている。
「……そう、心を強く持ちなさい。
私はいつでも見守っているわ」
そういえば、ここって私の心で作られてるんだっけ。
「恋は人を時に弱くするけど……、それとは反対に強くもなれる。
春輝がどうなるかは…春輝自身次第よ」
私…自身だもん……ね…。
私はそっと、自分の胸に手を当てる。
──うん。大丈夫。
私、きっともう……、歩いていける。