俺って.......ブサイク?
だとしたら、こんなにダサいことはない。

今まで散々ブサイクなところを見せてきたのに、今更、俺は何をカッコつけてるんだろう。

そんなつまらないことで好きな人に悲しい思いをさせるなんて、最低だ.......



「あ、もうこんな時間。私、塾、行かなくちゃ。」



高木が、急に立ち上がった。



待ってくれ。

これ以上、焦らしちゃいけない。

不安にさせたくない。

そう思った瞬間、勝手に手が伸びて、俺は何も考えずに、高木をしっかりと抱きしめていた.......



「あ、あのさ.......俺、お前が好きなんだ。ずっとずっと前から.......。」

「.......。」

「俺、いつも兄貴と比べられちゃうから、自分に自信がなくて、ついふざけちゃったりして、なかなかちゃんと気持ちが伝えられなくて.......。」

「.......。」
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