カラダ探し~第ニ夜~
「美雪ちゃん!真冬……真冬ちゃんはどうなったの!?」
ドアを開けるなり私に駆け寄り、両肩をつかんで今にも泣き出しそうな表情で私を見つめるお母さん。
「病院に着いた時に……自発呼吸停止、心停止って言ってた……今は、まだ部屋から出てきてない……」
「そんなの、嘘だって言って!!真冬ちゃんはどこ……どこにいるの!?」
ずっと我慢していたのか、私の言葉を聞いたとたん、ボロボロと涙がこぼれ落ちる。
「母さん、落ち着きなさい!美雪……案内してくれるか?」
いつもは冷静なお父さんでさえ声が震えて、顔をしかめている。
「うん……こっちだよ」
泣きやまないお母さんの肩に手を回して、私は真冬の入った部屋へと案内し、その前に置かれた長椅子に座らせた。
この壁の向こうで、真冬が生きるか死ぬかの瀬戸際で必死に闘っている。
死ぬのは……苦しくて辛い。
私は毎日死んでいるから、真冬には死んでほしくない。
「美雪……ひとりで頑張ったな。ここは父さんと母さんがいるから、手を洗ってきなさい。服も血まみれじゃないか」
ドアを開けるなり私に駆け寄り、両肩をつかんで今にも泣き出しそうな表情で私を見つめるお母さん。
「病院に着いた時に……自発呼吸停止、心停止って言ってた……今は、まだ部屋から出てきてない……」
「そんなの、嘘だって言って!!真冬ちゃんはどこ……どこにいるの!?」
ずっと我慢していたのか、私の言葉を聞いたとたん、ボロボロと涙がこぼれ落ちる。
「母さん、落ち着きなさい!美雪……案内してくれるか?」
いつもは冷静なお父さんでさえ声が震えて、顔をしかめている。
「うん……こっちだよ」
泣きやまないお母さんの肩に手を回して、私は真冬の入った部屋へと案内し、その前に置かれた長椅子に座らせた。
この壁の向こうで、真冬が生きるか死ぬかの瀬戸際で必死に闘っている。
死ぬのは……苦しくて辛い。
私は毎日死んでいるから、真冬には死んでほしくない。
「美雪……ひとりで頑張ったな。ここは父さんと母さんがいるから、手を洗ってきなさい。服も血まみれじゃないか」