貴方との想ヒ出日記
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今日、ユズがトモキに告白するそうです。

けどトモキが誕生日らしく家族で出かけるみたい。

放課後話そうって言ってたけどヒカルと話しててユズ帰っちゃってた。

から急いで追いかけた。

「ユズ!」

「カナ〜」

「ちょっと来て〜」

話し合って決まった。

モモ、アユちゃん、ユズ、シュウ。

このメンバーで帰ってたみたい。

「カナなんでこっち?」

とモモ。

「ユズに話があって」

と私。

「おらんかったらどうするつもりやったん?」

とシュウ。

「そのまま帰るつもりやった」

と私。

「じゃぁ俺に感謝するべきやな!」

シュウに?感謝?

「なんで?」

「俺がなんか止まったから!」

「ふーん…」

「ほらありがとうは?」

「…ありがと」

「どういたしまして!」

「じゃぁウチら帰るから!」

「バイバイ」

「…」

モモがバイバイって言ってるのにシュウ無言て。

私には言ってくれるんだけどな〜

2人で並んで歩き出した。

「…なぁ」

「ん?あ。」

ちょっと前の方に私のお母さんとお父さん。

と知らない人。

「お母さんとお父さんやん」

「やんな。」

「全然気づかんかった」

「俺のが先気付いたで。

順番逆やろ」

「カナ!」

「ゴメン全然気づかんかった」

「大丈夫お母さんも気づかんかった」

お母さんの言葉に苦笑い。

「シュウちゃん、こんにちは」

「こんにちは」

とお母さん達とわかれてシュウが一言。

「横の人誰?」

「…ゴメン知らん」

「え?!カナのことニコニコ笑いながら見とったで?!」

「え?!あんな人知り合いにおらんで?!」

「じゃぁ誰や」

「さあ?」

2人で後ろを振り返る。

何を言ってるかはもう聞こえない。

その人は家の方を指差したりしてる。

「もしかして引っ越しの人?」

「あ!」

「どうしたん?」

「今日家見に行く言うとった!」

「え!?カナ引っ越すん!?」

「まだ引っ越すとは決まってないけど探してる」

「…ふーんそっか」

「うん。」

「じゃぁまた明日な」

「うん、バイバイ」

「バイバイ」

そういえばシュウはバイバイって言うときすんごい恥ずかしそうに言うんだよな。

私には言ってモモには言わないってこと。

幼馴染の特権だな。

幼馴染だからいいこともある。

幼馴染だから悪いこともある。

…か。
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