貴方との想ヒ出日記

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20分休み。

今日、ダンスの位置を変えるらしい。

シュウの横にもう居れないのか…

寂し…って何考えてんの、寂しくなんて無いもん！

「カナココ！」

「ん。」

ふとシュウの方を見ると、私が前居た場所を寂しそうに見ている。

(…？)

「シュウココ」

と言われてヒカルが指した場所は私の斜め後ろ。

(良かった、近い。)

あ、重症だ。

「この場所で一回踊ろ〜」


始め、皆で踊って

次に5人で踊るとこがある。

私はその5人でセンターに入る。

そのパートが終わるとまた5人出てきて踊る。

そして残りでサビを踊る。

サビの途中で端に行ってた皆が入る。

私達のパートが終わり端に行くとシュウ、カント、ユイトが居た。

視線を感じて周りを見渡すとシュウと目が合う。

シュウは逸らさずに私を見る。

(…？)

私も逸らしてはいけない気がしてシュウを見る。

するとシュウはハッと我に返ったように慌てて目を逸らした。

なんだったんだろ




チャポン…

お風呂に入ってもシュウのあの寂しそうな顔、私を見ていた真剣な顔が忘れられない。

どうしたんだろ〜

<シュウの好きな人？カナやで>

今日、放課後ダイスケが言ってた言葉が出てくる。

嘘だよ、嘘嘘。

よく言われたじゃん。

もう期待して泣かないもん。

嘘に惑わされないもん…！

って言ったって思ったって

シュウの言動一つでこの覚悟は左右される。

(ダメ、のぼせる)

シュウの事を考えながら湯船に浸かってるとのぼせるや…