ヴァニタス
それは私の名前だから、呼んでもおかしくない。

でもどうして私のことをそんな風に…。

武藤さんの顔が私の方へと近づいてくる。

えっ、何するの…?

「――ッ…」

私の唇が、武藤さんの唇と重なった。

えっ…?

これって…?

これって、キス…だよね?

どうして?

何で?

何で武藤さんが私にキスをしているの?

名前と言い、キスと言い…一体何があったんですか?

どうして私にキスをしているんですか?

突然の出来事に頭の中は混乱しているけど、躰は落ち着いていた。
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