スイートナイト
「えっ…ああ、あんたか…」

巽くんは呟くように言った後、何故か目をそらした。

「ヤなとこ見られちまったな…」

巽くんは毒づくように呟いた後、指で頬をかいた。

…あれ?

彼ってこんなキャラだったっけか?

この前は紳士な感じだったのに…えっ、どう言うこと?

そう思った私の頭の中を呼んだのか、
「俺、本当はこんなキャラなんだよ」

巽くんが言った。

あれ!?

この前は“僕”って言ってたよね!?

何で今自分のことを“俺”って言ってるの!?

「だから紳士なのは仮の姿で、本当はこんなんなの。

紳士に対応しないとナンバーワンになんてなれねーんだよ」

巽くんはめんどくさそうに言った後、やれやれとため息をついた。
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