スイートナイト
巽くんと一緒にハンバーガー屋を出ると、
「ごめんなさい!」

私は躰を2つに折って謝罪をした。

「私…私、巽くんにウソついてたの…」

「――はっ…?」

聞き返した巽くんの声に、私は顔をあげることができなかった。

「あのさ、頭あげてくんない?

俺、悪者扱いされるのごめんだから」

巽くんの言う通りだ。

悪者は私の方だ。

私は折っていた躰をあげると、巽くんを見た。

「で、ウソついてたってどう言うこと?」

巽くんが聞いてきた。

ズキンと、私の胸が痛んだ。
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