双子の弟のために 『水龍』
…………‥‥――――――――

キキーーーーー!!

Side 龍

「ついたな。」

聖「あぁ、(切り替えはえーなー)こっちだ」

カラガラガラ

聖夜がシャッターを開けた…

明「おせーよ!!龍!!」

要「あーー!!やっときた!!」

朔「いらっしゃい!!」

蓮「遅かったですね。」

朔、ありがとう…

朔だけだよ!! せめなかったの!!

おねーちゃん感激♪

「ごめんごめん!!」あはは♪

聖「……」

蓮「ほら、皆さん! 幹部室に行きますよ!!」

要「龍!!早くいこ♪」

「あぁ。」



ー幹部室ー

……この場合、どこに座ればいいの?

……ここは、やっぱり…聖夜の隣だよね♪

ニコッ♪

さて、言いますか…

「ねぇ、ちょっといい?」

「「あぁ。(うん)」」

「……えっとね~実は……‥‥ 聖「龍は女だ。」 うん。そういうことです……」」

「「えぇ!?」」

「ほら、」

私は 被ってかいた 男物の ウィッグ を 取った。

私の髪は、茶髪で肩より少し低いところまである。まぁ、ストレート かな?

「「!!!本当だ!!」」

「あはは」何故そんなにハモれるのだろうか…

要「聖夜はもう、知ってたの?」

聖「……まあな」

「男装 してた理由は、水龍高校が 男子校だったからだよ!」

要「そこまでして、この学校にくる理由があったの?」

理由… それは ただひとつ…

「守りたいものがあるから!!」

朔…

「ただ、それだけだよ♪」

私があなたを守るから…

「改めまして!!新城 咲 です♪よろしくね♪」

「「おぅ!!(うん!!)」」

要「とりあえず…聞きたいことがあるんだけど…いい?」

「うん。」

要「えーと… 咲ちゃんと 聖夜の関係は?」

「えぇーーーと…… 聖「カレカノ」………」

要「え?」

「あーー…うん。小さいときから仲良くてね~… 小学生の時に 私が転校しちゃって…それっきりだったの♪」

要「で、出会って、こーなったと…」

「うん。そー言うことかな?」

要「咲ちゃんと聖夜がまた会えたのって…運命だよね♪神様がそー仕組んでくれたんだよ♪」

神様…か…

「神様なんて、この世にはいないよ。」

要「え?」

「ううん。なんでもない♪」

あ、聖夜が心配そうに見てる…

そっか…聖夜だけは、全てを知っているんだよね…

私と聖夜以外は、誰も知らない…本当の事実…

ガタン 聖夜が立った…

聖「聞きたいことがあるから…総長部屋にいくな… なんかあったら、呼べ…」

朔「分かった。いってらっしゃい♪」

朔が笑ってる…ずっと一緒にいた幼馴染みの恋が叶ったんだから…祝福してるのかな?

私が皐月だってことがバレたらどーなるんだろう…ちょっと楽しみ♪

聖「咲…行くぞ…」

「うん。」

聖夜…ありがとう

< 20 / 30 >

この作品をシェア

pagetop