双子の弟のために 『水龍』
ー皐月sideー

聖「あのときは、本当に ありがとな♪」

「エヘヘ♪どーいたしまして♪」

ギュッ 聖夜が少し強めに抱き締めてきた…

そして、私の肩に顎を乗せてきた…

聖「皐月…すきだ…」

ああーー 耳もとで そんな甘い声で呟かないでほしい!!

絶対!!いま 顔真っ赤だよ!! キャー…

聖「顔真っ赤だよ♪

聖「皐月は?俺のこと…好き?」

ヤバイ!!めっちゃかわいい!!

「すっっす すすす 好きだよ!!」

聖「ふふ♪咬みすぎ♪」

ひどーい…

聖「皐月…」

聖夜ははやわざで 私を持ち上げ 聖夜の方向に座らせた…しかも 聖夜の膝の上に!!

ギュッ 向かい合った状態で、抱き締めてきた

私の背中と頭には聖夜の大きくて暖かい手があった…

私は、聖夜の背中に手をまわした…

ヤバイ…チョー恥ずかしい!!

聖「もう、どこにも 行くな…」

「うん。」

ってか、この格好 ヤバイ!!

だって 聖夜の膝の上にまたいでる 状態だよーー!!

めっちゃはずい!!

聖「皐月…」

少し離したと思ったら…

チュッ…

「んっ」

……………………………………………

長い!! 窒息死しちゃうー!!

そう思い、口を開けたら

聖夜が舌を入れてきた…

「んっ… んーー」

ヤバイ…

あー今度こそ窒息死しちゃう…

私は聖夜の胸を軽く叩いた。

「んーーー!! トントントン」

聖夜がやっと離してくれた…

「はぁはぁはぁはぁー…」

苦しかったー ハァーーー

絶対今顔真っ赤だよ~ ヒャーー

聖「顔真っ赤だよ~ かわいい~♪」

ヤバイ…今のでもっと赤くなった気がする…

パタン !?

聖夜がいきなり 後ろに倒れた!!

私が聖夜に乗っかってる状態…

「聖夜…?」

聖「 話そ?」

「……何を?」

聖「まずは質問から♪」

「うん。分かった…」

聖「まず、今は何処にすんでるの?」

「ここから一番近い高級マンションの最上階… 全てが終わったら…朔と咲にそこにすんでもらうためにね… 」

聖「皐月は本当に優しいよな… 次の質問だ…水龍になって どうするつもりだったんだ?」

「これは、誰も知らないことだけど 聖夜には、言っとくね…」

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