ROMANTICA~ロマンチカ~
涼輔さんに向かって、
「第一に、誘拐事件は警察の仕事で、シロウトが鼻を突っ込むべきじゃない。
第二にケンカは武道とは違う。
第三に、あなたが傷つけまいと必死に守ろうとしているお姫様は、あなたが思うよりもずっとタフだ。
それと、これは番外編だが、GPSで探して欲しければ、携帯の電源はオンにしておくべきだ」
涼輔さんは胸ポケットの携帯電話を取り出し、嫌そうに眉をしかめた。
「まったく、あなたは運の強い人だ。
いや、単に都季ちゃんの運が強いのかもしれないが。
彼女の携帯がオンになっていたのと、そこの彼氏が警察に通報してくれて、全部喋ってくれたから、こんなに早く来れたんですよ」
手錠をはめられた富沢俊夫を見やる。
涼輔さんも、そちらにチラリと目をやると、
「第一に、誘拐事件は警察の仕事で、シロウトが鼻を突っ込むべきじゃない。
第二にケンカは武道とは違う。
第三に、あなたが傷つけまいと必死に守ろうとしているお姫様は、あなたが思うよりもずっとタフだ。
それと、これは番外編だが、GPSで探して欲しければ、携帯の電源はオンにしておくべきだ」
涼輔さんは胸ポケットの携帯電話を取り出し、嫌そうに眉をしかめた。
「まったく、あなたは運の強い人だ。
いや、単に都季ちゃんの運が強いのかもしれないが。
彼女の携帯がオンになっていたのと、そこの彼氏が警察に通報してくれて、全部喋ってくれたから、こんなに早く来れたんですよ」
手錠をはめられた富沢俊夫を見やる。
涼輔さんも、そちらにチラリと目をやると、