ROMANTICA~ロマンチカ~
「助かったよ。何の真似だ?」
涼輔さんに背を向けて、屈んだヤナギヤさんは言った。
「おんぶだよ、お・ん・ぶ。
あなたみたいな大男をかついで歩けそうなヤツは、この場に俺しかいないみたいだから」
「なッ! だ、ダメだ!
そんな、子供じゃあるまいし!」
涼輔さんの頬が赤く染まった。
「それに、君に大男呼ばわりされたくない!」
「そこまで恥ずかしがることかねぇ……?」
ヤナギヤさんに同感。
涼輔さんってば、子供の頃にとっても厳しくしつけられたのが、しみついているのかしら。
「とにかく、自分で歩く! ツゥッ!」
立ち上がろうとするが、無理みたいだ。
結局、ヤナギヤさんとあたしに両脇から支えられ、涼輔さんはその場を後にした。
涼輔さんに背を向けて、屈んだヤナギヤさんは言った。
「おんぶだよ、お・ん・ぶ。
あなたみたいな大男をかついで歩けそうなヤツは、この場に俺しかいないみたいだから」
「なッ! だ、ダメだ!
そんな、子供じゃあるまいし!」
涼輔さんの頬が赤く染まった。
「それに、君に大男呼ばわりされたくない!」
「そこまで恥ずかしがることかねぇ……?」
ヤナギヤさんに同感。
涼輔さんってば、子供の頃にとっても厳しくしつけられたのが、しみついているのかしら。
「とにかく、自分で歩く! ツゥッ!」
立ち上がろうとするが、無理みたいだ。
結局、ヤナギヤさんとあたしに両脇から支えられ、涼輔さんはその場を後にした。