光よ、生きて
まだかな……
耳を澄ませて待っているのに、君はなかなか戻ってこない。
待ちくたびれて布団にしがみついていたら、うとうとと気持ちよくなってくる。
寝てしまっては、僕の企みは台無しだ。
だけど、布団に包まっていると気持ちいい。
いつしか遠退いていた僕の意識を呼び戻したのは、脚に触れたひやりとした感触。冷たい生き物が滑らかに、僕の脚を這い回る。
布団に滑り込んできた君の冷えた脚が、僕の脚に絡みついてくる。僕の脚で暖を取ろうとしているんだ。
「ん……」
君の名前を呼ぼうとするのに、声にならない。
ゆっくりと浮上してくる意識の中、君の鼻先が僕のおでこをつんつんと突ついてる。脚に負けないほど、鼻先も冷たい。
うんと腕を伸ばして、君の体を引き寄せる。
こんなに冷たくなって……