光よ、生きて


ぎゅうっと腕に力を込めながら、目を開けた。


思ったとおりの君の顔。
思っていたのと少し違うのは、君の表情。何か言いたげに、恥ずかしそうに僕を見てる。


「どうしたの?」


尋ねたら、きゅっと唇を結んだ。
もぞもぞと僕の腕の中で体を捩らせて、布団に潜り込もうとする。


逃がすものか。
せっかく捕獲した君を取り逃がすなんて、許せるはずない。


布団の中に逃げ込もうとする君を、力づくで取り押さえる。往生際悪く君は顔を伏せて、まだ逃げようとしてる。


逃げられるものなら逃げてみな。
君を体ごと引き揚げて僕の体の上に乗せたら、固く脚を絡める。


やっぱり、君は目を逸らす。
恥ずかしそうに僕の肩に顔を伏せて、目を合わそうとしない。髪をかき上げて耳朶に触れたら、抱き締めた体が僅かに震えてる。


さて、これからどうしよう?


と考えていたら、君が顔を上げた。
目が潤んでる。


まだ、何にもしてないのに。




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