新選組と妖猫ちゃん!
次の日の朝。
…というか、昼←
「うううううー…
眠いいいいい…」
私はまだ布団の中にいた←
昨晩、仕事を終わって、
家にたどり着いてすぐに
私は布団へと直行←
猫なんて『寝る子』から略されて
『猫』になったんでしょう?
だから私は本能に正直に
布団で寝ます!!
と、思ってはりきって寝たけれど…
昼間に昼寝して、しかも夜行性の私←
どんなに寝るのが好きでも、
私の身体は流石にもう睡眠を欲していないらしい←
目がぱっちり空いたまま、
夜明けを迎え、
昼間が近づくにつれて、
眠気が襲ってくる…!!!
人斬りをやってる私にとって、
昼間は人の情報を集める為の
大切な時間。
なのに!
なのにどうして眠たいの!!
A、夜行性だからです。
「ううううう…(涙)」
布団から離れない身体を
無理やり引き剥がし、
私は支度を始めた。
お父さんとお母さんが
残してくれたこの家は、
平屋建ての一軒家←
家族三人で暮らすのには
ちょっと狭いけれど、
私一人が暮らすなら広すぎるくらい。
雨風で壊れたり腐ったりした部分は、
自分で直したし、
ここはだいぶ人里離れてる…
…というか山の中だから、
土地代や家賃もいらない!!
なんていい家!!←
おまけに、
生活するための道具は、
私が仕事で汚しちゃう着物以外、
みんな揃っている。
…ん?着物?
「あーーーー!!!」
着物買うの忘れてたーーー!!!
いつもは、
キチンと予備を買っておくか、
仕事前に買っておくんだけど…
昨日は昼寝してたから、
買ってないー!!!
しかも、
「…うわー…」
昨晩は暗くて分からなかったけど、
起き上がって見てみると、
私の着物は返り血で真っ赤っかだった←