キケンなアイツとの生活
そして土足で入るには気が引けてしまうほどの、フカフカの絨毯。


それでも待たせるのが悪いので、パパの元へと急いだ。


パパの横に並ぶと、テーブルの向こう側には森永親子がコチラを見て微笑んでる。


うわぁ…ソックリ…。


思わず目を丸くして、交互に見てしまった。


二人とも、すごくキレイな顔立ちで同じ人間とは思えない…。


「はじめまして、愛梨ちゃん。森永千夏です」
「オレは、息子の冬弥です。愛梨ちゃん、よろしくね?」


千夏さんも冬弥さんも、とても優しい……というのが、わたしの第一印象。


「愛梨も自己紹介しなさい」


パパに言われて、ゆっくり頭を下げた。


「望月愛梨です」
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