キケンなアイツとの生活
ホントだ。


冬弥さんが言ってた通りだ。


わたしのこと、ちゃんと受け止めてくれる…。


「パパ…」
「うん?」
「お願いがあるの…」
「あぁ。なんでも聞くよ」


決してパパが幸せになることがイヤなんじゃない。


わたしはただ、ママのことが心配なの。


「パパが幸せになっても、ママのことは忘れないで?ママ、お空で泣いちゃうかもしれないから」
「愛梨…」


パパは目を大きくさせ、驚いていた。


けど、すぐに目を細め「もちろん。ママのことは忘れないよ」と、言ってくれた。


「お墓参りもしてくれる?」
「もちろんだよ」
「ママの好きな花もお供えしてくれる?」
「あぁ。ママはユリの花がスキだったね。ちゃんと買ってお供えしような?」
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