キケンなアイツとの生活
やっぱり千夏さんは優しい人だ。


そして午後6時。玄関のドアの閉まる音がして、それと同時に声がした。


「ただいま」


パパだ!わたしと千夏さんは目を合わせ微笑むと、二人でパパを迎え出た。


「「おかえりなさい」」


二人同時に言うと、パパは一瞬驚くも、すぐに笑顔になった。


「愛梨、千夏、ありがとう」
「なにそれ。変なパパー」


そう言ってわたしは笑ったけど、パパの言った意味わかるよ。


わたしと千夏さんが仲良くしてるのが嬉しかったんだよね。パパが再婚したら、わたしはもっと自分が笑えなくなるんだと思ってた。


だけど、たった半日。千夏さんと一緒にいて、楽しいって思えた。


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